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2015年5月13日水曜日

小学生、中学生に読ませたい「まんがでわかるD・カーネギー」

 先日から何度か、対人スキルに関する話を書いていました。人間が社会動物である以上、生きていく上で絶対に欠かせない技術です。もちろん、そうした技術は生活の中で親から伝えられるのが良いわけですが、子供が自分で学べるような教材はないものか…。

 と思っていたら、出ました! 世界中で何十年も読み継がれる名著「人を動かす」「道は開ける」を元にしたマンガです。

まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」 (まんがでわかるシリーズ)
 「人を動かす」は、人と良い関係を築く方法をまとめた本。
 今回のマンガでは、その中でも重要な原則「重要性を感じさせる」に焦点を絞って、解説を行っています。
 「重要性」といっても、おだてたりゴマを摺ったりするのではなく、相手を人間として尊重することです。名前を覚える、話をよく聞くなどの基本から、相手の顔を潰さずに説得する方法などを解説。

 「道は開ける」は、悩んだり、苦境に陥った時の、対処の方法を書いた本です。
 最悪の事態を最初に想定することで覚悟を決めたり、できることを書き出して、思考を整理したり。ただ悩むのではない対処の方法を教えてくれます。

 この二冊を一つのストーリーに取り込み、よくまとめています。
 学校では教えてくれない人生の知恵に、子供のうちから触れられることは、子供の生きる力を育ててくれるはず。
 もちろん、もともと大人向けのマンガなので、大人にも。

 マンガ好きの娘に読ませました。

 数日後、折り紙をしていた娘が、折り鶴を持ってきました。角のところが少し潰れています。
「紙が破れるっていう最悪を考えたら、ズレても平気だった!」
 うん、本当に理解するには、もう少し時間がかかるのかも…。