対人スキルが不足している悲しさ…(笑)。
多分、どんなに時代が変わっても必要なのは、人と関わる能力。人間が社会を作っている以上、この能力が要らなくなることはありません。
■対人スキルは、技術です
日本人は一般的に話が下手、と言われます。以心伝心を良しとする文化もあるのでしょうが、「コミュニケーションは技術」と考える文化がないこともあるでしょう。
多くの人は、自分が育ってきた過程で見てきた話し方や振る舞いを、そのまま用います。覚えた方法が、たまたま下手な方法だった子供は、大きなハンデをもって暮らすことになります。
特に問題なのは、以前の記事で書いたように、騒いだり、意地悪をしたりして、かまってもらうという行動様式を覚えてしまっている場合。
子供は、自分では自分の行動様式が間違っていることを気づくことができませんし、ましてや治すことはできません。親が気づいて、教えてやるしかありません。
■とはいっても、教材がない!
対人スキルも技術である以上、学べば上達します。水泳を学べば泳げるように、スキルを学べば、コミュニケーション能力が上がるのです。
とはいっても、子供用の教材は、びっくりするくらいありません。
大人用には、人との接し方を教える教材が、たくさんあるのですが…。しいていえば、高学年向けには、次のような2つの本があります。
イラスト版 子どものアサーション・トレーニング: 自分の気持ちがきちんと言える38の話し方
イラスト版子どものソーシャルスキル―友だち関係に勇気と自信がつく42のメソッド
ただ、子供が自分で読むという類のものではありません。親が読んで、一緒に考えてやるための本ですね。
ソーシャルスキルが、今回書いたような良い関係を作る方法。アサーションは、人と折り合いをつけながら自分を大事にする主張をする方法の本です。
低学年向けとしては、次の本。
マンガでわかる よのなかのルール (単行本)
この本は、生活全般の注意事項などをマンガにまとめたもの。対人スキルについて書いてあるのは、ごく一部ですが、マンガとしてそれなりに読めるので、子供が自分で読める本としてはオススメできます。
■今は、親が頑張るしか無いのかも
結局は、親が気をつける以上の方法はないかもしれません。
子供の言葉や行為に対して、感じたことを話してやり、別の方法を教える。
ただ「その言葉遣いはムカッとくる!」というのを、冷静に教えるのは難しいです。すでにムッときてるわけですしね。
とはいえ、そこで怒鳴ってしまっては悪い手本になるだけ。
こればっかりは、根気よく工夫してゆくしかありません。日々反省してます。
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