■メンタリスト、圧勝
持っているカードはそれぞれ5枚ずつ。それにジョーカーを加えて、ババ抜きをする。もちろん、最後にジョーカーを持っていた方が負けです。さてその勝負ですが…
…勝負になりませんでした。
堀江氏も交渉慣れしているということで連れて来られたのですが、まるで歯が立ちません。
daigo氏の持っているジョーカーを、一回目で引かされる。
堀江氏がジョーカーを持つと、入れた瞬間から位置を特定され、それならばとシャッフルしても、すぐに言い当てられてしまう。
まるで勝負になりませんでした。
■小さな暗示の大きな力
見ているうちに気になったのは、番組中でdaigo氏が使っている暗示が、驚くほどささやかだったこと。
例えば、堀江氏がカードを引くとき、daigo氏はカードを等間隔に並べず、ジョーカーの両側だけ隙間を数ミリ広くしました。言われなければ気づかない程度の差ですが、それだけでジョーカーが目に止まりやすくなるのだそうです。実際、堀江氏は簡単にそれを引いてしまいました。
続けてdaigo氏がカードを引く時には、ジョーカーが列の真ん中にあることをあっさりと見抜き、ジョーカー以外のカードを引きました。そして言うには
「両端、両端と繰り返し言うことで、両端に恐怖心を持つように誘導しました」
ほんの数分の暗示の結果がこれです。そう考えると、長い時間一緒にいる家族からの影響は無視できません。
■親の言葉は、全て暗示になる
子供に「バカ」と言い続けると本当に成績が落ちる、「レイベリング理論」はよく知られていますね。
「自分はバカだ」という自己イメージを持つと、努力で能力が伸ばせると思えなくなり、努力が続かないと考えられています。
問題点を指摘する際には「評価」ではなく「具体的な方法の提示」が必要。例えば「計算問題の練習が必要だね」のような。
あと、気をつけたほうがいいのは、「は」の使い方。
例えば「算数は良く出来たね」は、言外に「算数以外はダメ」という意味を含みます。ここは「算数がよく出来たね」と言いたいところ。
「昔は可愛かった」というのは、「今は可愛くない」という意味を含みますから、これも注意。
逆に「この問題は失敗したけど、頑張ったね」と、悪い方を限定し、他の部分を認める使い方もできます。
ちなみに、うちでは「は」の代わりに「から」を使います。
「昔から可愛かった!」
親ばか?
いいんです。娘を持つ父親なんて、みんなこんなもんです。
イラストは、子供と動物のイラスト屋さん から
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