今年も、読んでくださる方がいらっしゃると嬉しいです。
さて、皆様。子供のお正月といえば、お年玉ですね。
大きすぎる金額を渡して、すぐに無駄遣いされるのは、腹が立ちますよね。といって貯金させても、子供のころの貯金なんて、大人にとっては日常の金額になってしまいます。実質価値が下がってしまうわけで、それもかわいそうに感じます。
この辺りは、各家庭の価値観が出るところ。
■大人の買いたくないものを買うお金に
我家の場合は、訓練として自分で管理させます。全額渡して、貯金は原則としてさせません。
前準備として、三歳の頃から毎週お小遣いを渡していました。その頃の金額は、一日あたり10円。それを貯めて、欲しいものを買うようにと言っていました。この方式、親にとっても便利です。
子供が欲しがるものの中には、親が買いたくないものもありますよね。すぐ壊れそうな玩具とか、キャラクターの絵がついた風船とか。子供に
「買って!」
と言われた時、一瞬迷います。
しかし、小遣いを渡していると、
「お父さんは、それは買いたくない。自分の小遣いで買いなさい」
の一言で終わり。子供は、欲しいと思えば買いますし、それほどでもないと思えば買いません。欲しくても所持金が足りない時には、
「貯めてから買いなさい」
と言えばすみます。
子供にとっては、それが本当に必要かどうかを考える訓練になりますし、我慢の訓練にもなります。
■お年玉を全額渡した結果
さて、お年玉。
幼稚園の時、初めてお年玉を全額渡しました。といっても、親戚協定で、一人あたり千円までと決めていたので、一万円はありませんでしたが。
初回は、やはり舞い上がりましたね。初詣の屋台で風船を買い(ヘリウムが入っていて、浮かぶもの)、ハッカパイプを買い、金魚すくいを何度もやりました。
その後も、欲しいものを見ては自分の所持金と比べて
「あれ、買えるね」
と嬉しそうに言い、場合によっては買っていました。あまりに大きな金額の買い物をしようとするときには、
「一週間待ってから買いなさい」
という指導はしましたが、基本的には自主性に任せて。
結局、お年玉は夏頃には全部なくなって、そこからはまた一日10円のお小遣いで賄うようになりました。その経験は、本人にとっては貴重なものだったようです。次の年からは、12月まで、お年玉を使いきらずに残すようになりましたから。
なんでも、失敗しないと覚えないというのなら、お金も一度は使いきって後悔しないと覚えないのでしょう。我が家程度の家庭では、実際に使わせて訓練するのも、ひとつの方法だと思います。
もっとお金持ちの家では…。それはまあ、別のやり方があるのでしょう。私も使いきって訓練したいものです(笑)。
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