リンクユニット上




2015年1月15日木曜日

子供を叱りすぎると、嘘つきになる

 子供は、4,5歳ごろから嘘を付くことを覚えるそうです。その頃には、論理的な思考が芽生え、他人がどう考えるかを感じ取るようになるからだと言われています。知能や社会性発達の表れでもあるんですね。

 とはいえ、社会に生きる人間としては、子供に正直であることを教えなければなりません。

■叱りすぎると嘘つきになる

 子供が嘘をつくのは、自分を守るためだと言われています。例えば何か、親に叱られることをした時、叱られないために嘘をつきます。
ということは、自分を守らなければならない状況が増えるほど、嘘をつく必要も増えるということ。 子育てに叱ることは不可欠ですが、叱りすぎると、嘘つきになる可能性が高いのです。

 何か失敗した時。親に正直に話して、めちゃくちゃに叱られるとしたらどうでしょう。子供にはまだ、信用の重要性はわかりませんから、
「本当のことを話したって、何もいいことがないじゃないか」
 と、本当のことを言わなくなってしまいます。

 子供が「このくらいは叱られても仕方ない」と納得できる程度の叱られ方であれば、本当のことを言いやすくなります。その基準は難しい物がありますが…(ウチでは、マンガやゲームで約束を破った時には「数日間の使用停止」というペナルティをよく使います。これはわりと納得できるようです)。

■私と娘の嘘

 今から考えれば恥ずかしい話ですが、私の子供時代は、かなりの嘘つきでした。
 親はかなり厳しく叱る方で(今だったら何回か通報されているかもというレベル)、小さい頃から嘘をつくのが当たり前に。

 自分の子供を育てるにあたっては、なるべく叱り過ぎないよう、親業の「わたしメッセージ」なども使いながら、気をつけました。そのかいあってか、嘘をつく回数はあまり多くないようです。

 先日、子供が先生に提出したノートを見ました。学校行事のことを報告した内容だったのですが、その内容。
「○○のとき、みんな騒いでいた(わたしも)
「玄関に、みんな靴を脱ぎ散らかしてあった(わたしも)

 悪い行動のところに、いちいち、(わたしも)と付け加えています。
 正直は正直だけど、褒めにくい正直さ…。

0 件のコメント:

コメントを投稿