子供は自ら挑戦し、発展してゆくものだと前回書きました。ただし親が口出しし過ぎると、挑戦を嫌がるようになることもあります。
子供が自分で何かをやるときには、よく失敗します。仕上がりもたいてい不完全です。だから親はつい、口を出したくなります。
「もっとまっすぐ切ればいいのに」とか、
「こんな色じゃないでしょ?」とか、
「お手本を良く見て、きれいに折りなさい」
などなど。もちろん、上手くやらせてやりたいという親心からの言葉。
しかし子供心には結構つらいのです。「あれがダメだ、これが出来ない」と言われ続けながら意欲を保つのは、大人でもかなりの難事。やがては挑戦そのものを怖がるようにもなりかねません。
確実にできることにしか、手を出さない。
子どもがそう考えるようになったら、自分で挑戦してゆくことは難しくなります。
挑戦してゆく子供に育てたければ、急がないこと。子どもの成長にじっくりと付き合ってやるしかありません。
そもそも子供の人生の本番は、20年も30年も先。今は出来なくてもいいのです。
きれいな絵を描くより、立派な工作を作るより、たくさん失敗して自分自身を育てて欲しいと思っています。
そう言いながら、気づくと可愛い絵やら工作やらの写真をたくさん撮ってたりします。しょせん親バカと言うことで…。
0 件のコメント:
コメントを投稿