そこで「えらいね」、あるいは「賢いね」という言葉を使って褒めたりするわけですが、こうした褒め方をされた子供が、本当に頑張るのかどうか。
「間違いだらけの子育て」という本の中に、それを確かめた実験があります。
■褒められて心がくじける場合
まずは子供たちに問題を解かせ、褒めます。
片方のグループの子供たちには「頑張ったね」「よく考えたね」という褒め方を。
もう一方の子供たちには「頭が良いね」「賢いね」という褒め方をしました。
休憩の後、子供たちに新しい問題を出すのですが、ここで「好きなレベルの問題を選んでいいよ」と、選ばせると、先ほどの2つのグループではっきりと差が出たそうです。
「頑張ったね」「よく考えたね」と言われた子供たちは、先ほどの問題よりも難しい問題を選び、チャレンジしました。
逆に「頭がいいね」「賢いね」と褒められた子供たちは、先程よりも簡単な、確実に解ける問題しか、解こうとしなかったのです。
■褒め言葉に含まれる言外の意味
どちらも褒めたはずなのに、どうしてそんなにやる気が変わってしまうのか。
これは、結果を褒めたか、姿勢を褒めたかの違いだと解釈されています。
「賢いね」という褒め方は、言外に「問題を解けたから賢い」という意味を含みます。逆に言うと「解けなかったら賢くない」わけです。
解ける・解けないの結果に自分自身の評価がかかるので、解けないことを恐れるようになったと考えられます。
逆に「頑張ったね」「よく考えたね」は、努力した姿勢を褒めています。この場合、問題を解けるかどうかは心配する必要がありません。一生懸命頑張れば、それが評価される。その結果、難しい問題にもチャレンジできたのです。
つまり子供を伸ばすには、結果ではなく努力や挑戦を褒める方が良い、ということになりますね。
■我が家では…
努力を褒めることが、子供の意欲を高めたり、挑戦する気持ちを支えたりすることは確かなようです。ですから、努力を旨とする方針の家庭なら、この方法を使うことがオススメ。
では、我が家では、そうやって努力を褒める方法を使っているのか?
実は、あんまり使っていません。ここから先は、それぞれの家庭の考え方だと思いますが…。
我が家の方針は「自分の好きなことを、楽しくやって欲しい」です。好きな事なら放っておいても努力するだろうし、好きでないことはそこそこでいい。
励まして努力させるのは、学校の勉強など、どうしてもやらなければならないことだけにしようと思っています。できればそれもしなくていいように、学習ゲーム・学習マンガを与えてみたり。
そんなわけで子供を褒めることはあまりなく、何かをやった本人が嬉しそうに報告してきた時に、
「そうか、よかったな」
と言うのが、一番多く使う褒め言葉かもしれません。あとは、何かしてくれた時の「ありがとう」ですね。。
さて。
「やる気」について、さらに突き詰めて研究した学者が、キャロル・S・ドゥエック。次回はドゥエックの本「やればできる!の研究」から、もう少し解説を。
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