・「勉強しろと言われたことはない」。
(わが子を「メシが食える大人」に育てる (ファミリー新書)
より)
いくらなんでも全員というのは信じがたいのですが、高い割合を占めたのは確かなのでしょう。
この2つが高い比率を占める理由として、高濱氏は「親が安定していると、子供の気持ちも安定するから」と解釈しています。
では、安定がどうして学力を上げるのか…。高濱氏は「安定した子供は、チャレンジする意欲が湧いてくる」としていますが、その説明では物足りない感じがします。
考えているうち、昔学校で習った「マズローの欲求5段階説」を思い出しました。
■マズローの欲求五段階説とは?
アメリカの学者、マズローは人間の欲求を5段階に分類しました。ざっくり言うと、下の図のような感じ。
一番下は本能的な「眠い、食べたい」。一番上は「自己実現の欲求」で、「本能 → 人間的な方向」へと五段階に並んでいます。
なぜピラミッド型になっているかというと、下の欲求が、上の欲求の基盤になっているから。
例えば、食べるものが無く、眠れもしない状況では、どうやって生活を安定させようか、などと考える余裕がありません。
同じく、猛獣のいるジャングルで道に迷っている状況で「僕の居場所はどこ?誰か僕の話を聞いてよ」ということはないわけです。
論語の「衣食足りて礼節を知る」ではありませんが、
「下位の欲求が満たされていると、上位の欲求が湧いてくる余裕ができる」
と考えられています。
この説が「東大合格者のお母さんは勉強しろ、と言わない」と、どう関わってくるのか。
それは次回に。

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