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2014年6月3日火曜日

「親業」⑥ 勝負なし法の実技

 勝負なし法の最初は、とにかくアイデアをたくさん出すこと。お互いに思いつく限りのアイデアを出し合って、その中から親子両方が納得できる方法を選び出します。


 前回の「お菓子を買う、買わない」でいえば、
①今日は買うが、今後は買わない
②土曜日だけ買う
③買い物について来ない
④100円くらいまで。高くても300円。
 などなど、一方的に都合のいいものから、それなりに妥協したものまで、いくつものアイデアを出します。この中から、両方が納得できる方法を選び出します。(この事例は「すてきなお母さんになる三つの簡単な方法」のp.98から引用。本では、②と④を選んでいました)
 あくまで、両方が納得することが重要。場合によっては、別の交換条件を出すなど、幅広く案を出す必要があるかもしれません。


 アイデアを出すときに注意することは、「なぜ、そうしたいのか」という理由を明確に伝えることです。
「ハーバード流交渉術」(知的生きかた文庫)という本の中に、印象的な話があります。


 二人の姉妹が、一個のオレンジを取り合っていました。どちらも譲らなかったので、しぶしぶ半分ずつで我慢することになりました。
 姉は、オレンジを食べて、その皮を捨てました。
 妹は、オレンジの皮を削って、お菓子の飾りに使いました。


 もし「何のためにオレンジがほしいのか」を二人が話していれば、争う必要もなく、二人ともオレンジまるごとの身と皮を手に入れられたはず。
 一見、対立しているように見えても、本当の目的では対立していない、ということは結構あるものです。


 双方が、相手に勝つことではなく、本当の目的を達成することを追求していけば、親子とも満足できる道を見つけられるはずです。


 …はずです。
 急に自信なさげになりましたが…。
 実は、この三番目の「勝負なし法」については、我が家ではまだあまり使っていないのです。
 年齢(小2)の問題なのか、権利意識が希薄なのか、親が1つか2つ案を出したところで、
「うん、それでいいよー」
 と娘が納得してしまうので、そもそも対立が発生せず…。
 「勝負なし法」を使うのは、あと何年かして、自己主張がもっと強くなる時期なのかもしれません。
付記
 上記の「ハーバード流交渉術」は、対立する目標を明確にすることで、お互いの利益を最大にしようという、リアルな交渉の技術です。「勝負なし法」の元になったのではないかと、個人的には考えています。
 同じような方法は以前に書いた「七つの習慣」にもありますので、交渉の多い欧米では、一般的なのかもしれません。

 グローバルな人材を育てるのに、必須?



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