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2014年5月8日木曜日

「親業」①…親業は便利で簡単なコミュニケーション

  楽な子育てということで、モンテッソーリ教育以外におすすめしたい本は、「親業―子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方 」です。
 「親業」は、アメリカのトマス・ゴードン博士によってまとめられた子供との接し方の本です。子育てというよりは、子どもと良好なコミュニケーションを保ちつつ、社会的なスキルを身に付けさせるものです。

 子供とのコミュニケーションについて書いた本はたくさんあります。多くの本で、心理学に基づいた関わり方が解説されていて、どれもそれなりに参考になります。
 その中で、あえてこの「親業」を選ぶのは、内容がわずか三つの原則にまとめられていることです。個別のケースを覚えているのではなく、この三つの原則だけ覚えていればいいので、思い出すのが簡単。なんでもそうですが、すぐに思い出せるものだけが使えるものですから。

 その原則は、以下の三つ。

①能動的な聞き方
 子供の話の聞き方。聞くことによって子供を理解するだけではなく、子供の頭を整理させ成長に導きます。

②わたしメッセージ
 非難したり、叱りつけるのではなく、子供の行動を変えるために必要なことを伝える方法。

③勝負なし法
 一方的に子供に命令するのではなく、子供のワガママに流されるのでもない、ルールの作り方。

 このルール、大人同士のコミュニケーションにも十分に使える方法です。単に子供をしつけるだけではなく、この方法を見て育った子供が、大人になって社会に出てからも役立つという、優れた方法です。

 次回から、詳しく解説しますので。

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